HARIBO(ハリボー)の黄色いクマの名前、知ってる?出身や友達、家族や好きなグミまで徹底解剖!【前編】

おいしく、種類も豊富でユニークな噛みごたえと、バラエティ豊かなフレーバーで人気のHARIBO(ハリボー) グミ。1920年に設立され、世界中で1日に160000000個(1億6000万個!)のグミを生産している、世界トップメーカーです。実は2020年には100周年を迎える老舗でもあります。
そんなHARIBOのファンならもちろん、何度か食べたことがある人ならそのパッケージに描かれているアノ「黄色いクマ」の存在を知っていますよね?
HARIBO(ハリボー)の黄色いクマ、存在の知名度に対して、名前が知られてなさすぎる…
「黄色いクマは見たことはあるけど名前がわからない…」
「そう言われてみるとむちゃくちゃ気になってきてもう眠れない!」
「眠れないから小腹すいた!HARIBOのグミを食べよう!(もきゅもきゅ)」
「食べたらまたあのクマの名前が気になってきた…」
という無限ループにはまってしまった人のために、HARIBOファン歴約10年の筆者が徹底リサーチすべく、HARIBO社に質問を投げてみたところ…
なんと、HARIBOアジアパシフィック地域担当マーケティング・ディレクターのアンジェ・チュウ(Antje Chu)さんが教えてくれることになりました!さすがHARIBO!グローバルです…
さらに、続く記事【後編】ではのHARIBOのグミのようなポップでかわいいグッズもご紹介♡HARIBO好きはもちろん、そうでない人も要チェックですよ♪
キッズボイスの力士たちが話題になったハリボーのCM、なんと日本初のCM放送だった?!
HARIBOといえば、日本では2021年の春、浴衣姿の4人の力士たちが、「あむあむ」「ハリボーってぷにぷに♡」「いろんな味を混ぜたらいいんだよ♪」と、HARIBO(ハリボー)のグミのおいしさを語るCMが話題に。
なにがそんなに話題になったのかというと、お相撲さんたちの声がなんとかわいらしいキッズボイスに吹き替えられていたんです!
CMでは「子どもも大人も 幸せにする」をテーマに、世界的に大ヒットしているキッズボイスのCMを、日本独自の文化に変換し、子どもの頃を思い出させるような仕掛けになっているとか☆
見たことがない方はYou Tubeで見られますよ↓
そして実はこのテレビCMがHARIBO(ハリボー)日本初放送のCMだったんです!
日本では、一般向けのプロモーションを大々的にしてこなかったんですね。しかも、そのときにもクマを前面に出してはいない…… となると、名前が知られていないのも仕方ないかもしれません。
ハリボーの黄色いクマの名前は「ゴールドベア」(そのまんまかよ)って知ってた?
っそして本題の、HARIBO(ハリボー)のすべてのパッケージに登場する彼?の名前は「ゴールドベア」☆(そのまんま!)創業者のハンス・リーゲルが発明したフルーツグミでできた「ダンシングベア」が前身です。
▲ダンシングベア(1922年)
子どもたちをハッピーにするその姿にインスパイアされ、「ゴールドベア」が誕生。HARIBOの100年以上の歴史の中で、ゴールドベアは何度かその姿を変え、今のゴールドベアの姿に至りました。
▲1950年代の広告のテディベア
▲1960年のゴールドベア
▲1978年のゴールドベア
▲現在の姿になったのは、1989年のことだとか。
一見、黄色い毛並みのように見えますが、太陽の光を浴びるとゴールドに輝くのが特徴だそうです!
世界でもっとも人気の商品パッケージには「Goldbären」とありますが、これはドイツ語で「ゴールドベア」という意味なんです♪
実はこのパッケージの定番商品の商品名が、そのまま「ハリボー ゴールドベア」。普段からこれを食べている人にとってはゴールドベアの名前なんて愚問でしたね。
そして重要なのはこのイラストのクマだけでなく、中に入っているクマ型のグミたちもみんな「ゴールドベア」なのです!つまり、表にいるこの子はゴールドベアの代表というか象徴、という感じでしょうか?
さて、ここでもう一つクイズです。
Q. HARIBOの会社の由来は…?
会社名の「HARIBO」は、創業者Hans Riegel(ハンス・リーゲル)の「HA」と「RI」と出生地のドイツのBonn(ボン)の「BO」と、頭文字を2つずつとったものだそうです。
これぐらいだとみんなの辞書的存在ウィキペディアにも載ってしまっています。もっと知られざる情報を求めて、筆者は前出の アンジェ・チュウ(Antje Chu)さんにインタビューを決行しました!
ゴールドベアについてあなたはどれくらい知ってる?HARIBOマーケティング担当がQ &Aに回答!
Q. ゴールドベアってどんなクマですか?
まず最初に、インタビューをいただきありがとうございます。
ゴールドベアについてご紹介できる機会をいただけてとてもうれしく思っています。
こちらこそインタビューの機会をいただけて光栄です!
HARIBOのゴールドベアは、とてもオープンでハッピーなパーソナリティです!音楽や自然を愛し、人が喜ぶことが喜びです。
ゴールドベアの性格は、とてもオープンでハッピー。好奇心旺盛で常に新しいおいしい世界を発見してくれます。社交的で、たくさんのスポーツをし、音楽や自然が好きで、健康的な生き方をしています。そして何よりも、このゴールドベアは人が喜んでいる時に喜びを感じます。
そのため、自分の喜びを分かち合い、他の人にHARIBOのカラフルな世界をたのしんでもらうことが大好きです。ゴールドイエローのゴツゴツした毛並みからはエネルギーが溢れています。その明るい性格は人を幸せにし、ゴールドベアのアイデアはさまざまなインスピレーションを与えます。
なんという陽キャ…… 生まれ変わったら私もそうなりたい(無理)
Q. ゴールドベアの出身地はグミと同じくドイツですか?
私たちのゴールドベアは世界中に存在しています。ゴールドベアは真の国際人と言えますね。
ゴールドベアはただ1匹のクマをさすのではなく、世界中にいる。ミッキーマウスやサンタクロースのように、「ゴールドベア」という概念なのかもしれません。
Q. ゴールドベアがいつも身に付けているあの赤いリボンは?
ゴールドベアは赤いリボンを身に付けるのが大好きなんです。
そして、このリボンは長年にわたって彼のトレードマークになっています。
日本で赤いリボンをつけたキャラクターといえば「ハローキティ」が思い浮かびますが、やはりグローバルな人気者には赤いリボンが似合う、ということでしょう!
Q. ゴールドベアにはどんな友だちがいますか?
ゴールドベアにはたくさんの友だちがいて、みんな彼のことが大好きなんです。中でもいちばんの友だちは小さな男の子「ハリボーイ」です。リコリス製品のパッケージにも描かれています。
「HARIBOY(ハリボーイ)」ですって!?HARIBO(ハリボー)ファン歴10年なのに見たことも聞いたことない!私ってことが!?
と焦りましたが、ハリボーイがパッケージに描かれているのは、HARIBO(ハリボー)の「カラーラッド」や「リコリス」製品。日本では発売されていないグミなんですね。
そうですね。ヨーロッパの人はリコリスが大好きですが、日本では薬のような味がすると思われているかもしれませんね。
私はリコリスが好きですが、もしかしたらそのうち日本でもリコリスが流行るようになるかもしれませんね。
薬のような味……とても気になります…!いつか日本でも手に入るようになったら一度食べてみたいです!
▲HARIBOY(ハリボーイ)の写真を見せていただくと、むちゃくちゃ親近感…「HARIBOY(ハリボーイ)」のほうが、語呂がよかったのだとは思いつつ「HARIGIRL(ハリガール)」じゃないのは、HARIBO好き女子としてはちょっぴり残念。でもハリボーイ、やんちゃっぽくてかわいい♡
Q. ちなみに、ゴールドベアがいちばん好きなグミはなんですか?
ゴールドベアはすべてのハリボーグミが大好きで、特に、いろいろな形、おいしいフレーバー、泡っぽいグミや、かたかったりやわらかかったりなどの異なる食感、そしてHARIBO独特の噛みごたえなどの多種多様な製品ラインが大好きです。
HARIBO(ハリボー)の商品ラインナップは世界で約1000種類!!!さすがにどれか一つを選ぶのはむずかしいですね。ただ、そのラインナップが「多様であること」自体が気に入っているというのには、むちゃくちゃ共感!!
しかも!こんなにカラフルでポップなのに、人工着色料は一切使っていないんですよ。それも筆者がHARIBO(ハリボー)が好きな理由の一つです♪
Q. 「ダンシングベア」がモチーフということですが、ほかの動物のキャラクター案はなかったのでしょうか?
キャラクターはゴールドベア一択でしたが、HARIBOのフルーツグミ商品には動物の形をしたものがたくさんあります。
例えば、日本では期間限定で発売されている「コアラ」の形をしたグミや、限定品のスイート&サワーベアは3種類のフレーバーがあり、2匹のクマが手をつないでいるかわいらしい形のグミなんです。
ほかには「フクロウ」の形の「ハリボー ピンキー&リリー」や「カエル」の形をした「ハリボー フロッグ」もあり、かわいい動物の形以外にも、子どものような幸せな気持ちにさせてくれる、おもしろくてかわいい形のグミを提供しています。
最近では、ハリボーのピンキー&リリーも一部店舗で販売されています。赤と紫のかわいいフクロウで、裏面にはマシュマロのような泡がついています。
私は個人的にピンキー&リリーのようなベリー系のフレーバーが大好きです。
また、Quaxiはカエルの形をした見た目もたのしいグミで、こちらも背中にマシュマロのような泡がついています。
たとえば、1つのパックに色々な形のグミが入った「ハリボー ファンタジア」には、ユニークな3つの味の「カメレオン」があります。
それにさまざまな形や味の恐竜が入っている「ハリボー ダイナソー」もあるんです。恐竜好きにはたまらないですよ。
さらにユニークさを象徴するグミといえば、日本でとても愛されている3種類のグレープフレーバー「ハリボー ハッピーグレープ」です。
おもしろくてかわいいグレープの “顔 “でもって、ハリボーのユニークな子どものような幸せを表現しています。
ゴールドベアの話をしていたつもりが、いつのまにかグミの商品紹介になってきてしまいました…… ちなみに筆者がいちばん好きなのHARIBO(ハリボー)のグミは「ハッピーコーラ」です♡
以上!ここまでがゴールドベアについてのインタビュー内容でした☆
まだまだインタビューの続きがありますが、それはまた次回にご紹介しますね♪
次回、韓国の世界的大人気グループBTSの新曲「Butter」に、HARIBO(ハリボー)登場?!のお話をご紹介します!
(C)HARIBO
教えてくれた方/ハリボーアジアパシフィック地域担当マーケティング・ディレクターのアンジェ・チュウ(Antje Chu)さん
取材・文/おおかわますみ
※掲載の情報は2021年6月18日時点のものです。