リラックマの原作者コンドウアキが贈る、やさしさあふれる新作絵本『ゆめぎんこう』
2020.10.10 (Sat)
ブックス・アニメ
月刊MOE2020年6月号に描きおろし絵本の付録として掲載された本書が、新作絵本『ゆめぎんこう』(白泉社)として、10月2日(金)に発売されました。
作者はリラックマの原作者コンドウアキさん。かわいくておしゃれな絵にグッ!と心をつかまれて、ページをめくると……温かさとやさしさにあふれるお話に心がじんわりほぐれる、ほんわりぬくぬく絵本です。
ゆめをアメに変えて売る、不思議なお店“ゆめぎんこう”
「いらっしゃいませ、ゆめぎんこうです。
おきゃくさまは、どんなゆめをごきぼうですか?」
“ゆめぎんこう”は、お客様から買い取ったゆめをアメに変えて売る、不思議なお店。こわがりの店主ぺんぺんが、夢を食べるもぐもぐと一緒に営んでいます。
カラフルな店内のイラストにワクワク気分♪
一番人気なのは「そらをとぶゆめ」。「にじのすべりだいのゆめ」や「アメがふってくるゆめ」も人気のよう。カラフルなアメのビンが並ぶ店内の絵をながめるだけで、なんだかワクワクしてきます。
ゆめを買い取る仕事に出かけたぺんぺんともぐもぐは……?
ある日、「ゆめを買い取ってほしい」という依頼が入って、もぐもぐと一緒に出かけます。依頼主は、白いひげのおじいさん。人気が出そうな楽しい夢がたくさん手に入りましたが……?
ホロリと温かい結末は、ぜひ絵本を読んで味わって!
この後は、大切な人を失ったことがある人なら、きっと涙してしまうに違いない、「人を思い思われることの温かさ」たっぷりの結末が待っているのですが、それはぜひ、自分でこの絵本を読んで確かめてみてほしいのです。
今夜はどんな夢を見ようかな?
コロナ禍の現在、会いたくても会いに行けない人がいる……。もう一度会いたくても、二度と会えない人がいる……。そんなあなたの心にそっと寄りそってくれるような、温かさとやさしさに包まれた本書を、秋の夜長のお供におススメ♪
きっと、しあわせな夢が見られますよ♡
【Information】 MOEのえほん 『ゆめぎんこう』■著者:コンドウアキ ■価格:本体1300円+税 ■発売日:10月2日(金)発売 ■著者紹介:コンドウアキ(こんどうあき) 1997年文具会社デザイン室入社。「みかんぼうや」「リラックマ」などのキャラクター原案・商品を担当。2003年退社後フリーに。「うさぎのモフィ」、「にゃーおっさん」、「おふとんさん」「ウーとワー」などの作品を制作。 http://www.akibako.jp ■「月刊MOE」(毎月3日発売/白泉社) 「月刊MOE」は、絵本やキャラクターなどのアート・エンターテイメントをビジュアル豊かに特集し読者に届ける月刊雑誌です。 ■公式サイトMOE web: https://www.moe-web.jp
文/中沢久美子
※掲載の情報は2020年10月7日時点のものです。